2012年9月12日水曜日

法律問題の9割は弁護士を使わないで済む(7)強力すぎる「公正証書」

法律問題の9割は弁護士を使わないで済む(7)強力すぎる「公正証書」

弁護士を使わない法律的解決としては、公正証書を作成するというものがあります。

公正証書は、簡単にいえば、公証人が作成する法律的文書です。公証人は、公証役場におる法律的資格の専門家です。裁判官や検察官を退官した後になるベテランの方が多い専門職です。

公証人による作成された公正証書は、法律的には極めて強い力があります。

たとえば、債務弁済を公正証書にして怠った場合は、いきなり差し押さえなどの強制執行が可能となります。

普通の借用書であれば、怠っても、裁判に勝ち切らないとダメですが、即座に強制執行が可能となるのです。


公正証書は、色々な種類があります。金銭を給付させる、給付を受ける公正証書、たとえば、借金の弁済とかを約束させたり、養育費や慰謝料を約束させたりすることができます。

給付内容が単純であれば、直接、公証人と話し合い公正証書を作成することが可能です。

かなり複雑であれば、まずは、弁護士に案文作成と代理を頼むことができます。

公正証書は、公証役場に、相手方を連れてきてもらって内容の説明を受け、署名押印をすることが必要になります(遺言のように自分だけでできるものもある。ただし、証人が2人必要)。


大丈夫!やるから!
という者の真意を図ることもできます。


逆の立場からみれば、通常公正証書には、強制執行認諾文言といって、怠った場合には直ちに強制執行に服する旨の文言が入っており、これを根拠としたいきなりの差し押さえなどがされます。分かっていて作成しなければ、後々大変な目にあうということになります。


いずれにしても、それほど複雑でなければ、弁護士を使わない法律的解決に、とても便利で強力なものとなります。

………………………………………………………………………………