2016年4月21日木曜日

反社会的勢力と街頭募金

H280421記載 ちょっと視点を変えて、なぜ、匿名募金が好ましくないかの問題を書いてみました。なんにしろ、匿名・現金というのは、怖いという認識が必要ですね。


   

1  厳しい反社会的勢力との関わり


いわゆる厳しい反社会的勢力条項がゆきわたり、反社会的勢力との関わりは企業活動において、いけないものという認識が広がっています。活動を一緒にしない!という認識のもとに、金の問題は、特にシビアとなっています。

たとえば、反社会的勢力から金をもらう、金をもらって活動資金とすることは、もちろん、正当な対価を伴う取引でもダメとされています。

2  使途をあいまいとする、もしくは使途を混在させる「街頭」「募金」


大きな災害が起きた場合、急に増える各活動団体による「募金」活動について考えてみます。


街頭募金は、当然ながら振り込みではありません。振り込みによる募金であれば、厳しくなった銀行取引の実態から、反社会的勢力の排除、または判明は、まだ可能です。


しかし、募金の場合は、当然現金への金の移動です。悪意をもった反社会的勢力が、募金をし、後で金の流れを問題にすることが、できないわけではありません。


この点、もらった募金については、たとえば、災害復興資金として募金使用目的を明確にし、そのまま(なにも経費等を引かず)、渡すという形態であれば、ある意味募金団体としては、トンネルとなっただけということになり、上記の場合のトラブルは一定程度回避できます。しかし、実際には、募金目的のところに、使途を複数書いて一定割合を自分の団体に入れる目的、経費等に充当する目的を掲げたりする募金がかなり多いです。

この使途を複数かいて一定割合を自分の団体に入れた場合、

反社会的勢力からの金が活動経費として使われることになる可能性があります。



結論的には、まともな、言い換えれば反社会的勢力との関わりを敏感に考える立場からすれば、


街頭募金のような

匿名のものから、後で追跡できないような現金等で、金をもらう
そういうのは、やめたほうがいいというのが、極めて厳しい反社会的勢力への取り組みからすれば、妥当な行動です。


おそらく、街頭募金は、一回あたりの金額が数十円単位によるものですから、あまり問題にはされていませんが、実際には札束をいれても、いいシステムです。一人一人いくらというのも当然記録も報告もないわけですから、

たとえば、街頭募金で、数十万集まりました! 数百万円集まりました!

となったとき、その内訳の大部分が、反社会的勢力のものであっても、金を受け取り、処理した者しかわかりません。

後に、あれは、おれのモノだ!、おれの金があの企業(団体)のこのような活動になっている!

そのような事態が想定できます。


反社会的勢力を慎重に考える立場からは、知らなかったでいいじゃないかとはいえません。なぜ大麻がいけないか、なぜ闇ギャンブルがいけないかと同じく、それは、反社会的勢力と近い立場にあった、近い立場で行動をしていたと思われること自体が健全ではありません。

ちなみに、募金目的を、たとえば震災目的としか書かず集めれば、「詐欺」の可能性があります。これは、小さく書いてあるからいいじゃないか!と、いろいろ問題はありますが、この問題とは別の問題です。


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