2017年1月18日水曜日

法律家のためのChromebook:書面作成のスタンスを考える

H290118作成
Chromebookにより書面作成をする場合は、スタンスが重要です。精緻に一つずつ作り上げていくスタンスより、できるところから、大雑把でも作っていくというスタンスが便利です。そんな思いで書いてみました。

   

1 法律家のためのChromebook:書面作成のスタンスを考える

1.1 書面作成における2つのスタンス

 書面作成をするには、大きく分けて、2つのスタンスがあります。

 ① 緻密に一つずつの項目を完成させながらする。

 ② 大雑把に項目を作り出し、できるところからする。

 ①は、当然、資料が必要となります。証拠の原本等をみながら正確に引用しながらということになりますので、必然、作業は、事務所等限られた場所でしかできません。

 ②は、最後には、事務所での作業が必要になるかもしれませんが、途中の作業場所は、事務所に限られず、ほとんどの場所でできます。

1.2 Chromebook向けのスタンス

 Chromebookで書面作成の作業のほとんどをするには、断然②のスタンスですることが必要となります。原本を動かすのが嫌な場合は(私は、嫌です)、少なくとも、PDF化やコピーが必要になります(これもあまりしたくない)。

 しかし、Chromebookの作業は、全てを、また、なんでもChromebookでしないというスタンスともいえます。なくても後でする、できることから片付けるというスタンスです。

1.3 できるところからする

1.3.1 定型文を入れる。

 定型文は、別に資料は必要ありません。弁護士みたいに書式がほとんどない法律家の場合は、なおさらです。定型文をいれる作業は、②のスタンスに向きます。これで作業が完全に終わる場合も、かなりあります。
 
 データとしては、関係ありませんが、お礼状を書くみたいな作業も、ここの範囲に入ります。お礼状は手書きが多いですが。

1.3.2 ネット上の資料を参照する

 証拠としてもネット上の情報・資料を提出することは、近頃はかなりあります。Webサイトは、もちろん、特許公報等も、ここに入ります。たとえば、特許事件では、明細書の言葉を色々使う必要がありますが、この作業を伴うものは、ほとんどが、ネット上でできるということになります。

 PDFでも横に並べたり、透明化して下敷きにして書くということもできます。ほとんどがネット上の資料を証拠とする場合は、②において最後の作業(原本と照らし合わせて引用等を正確とする作業)は、必要なくなり、ほとんど、Chromebookだけで解決が可能です。

1.3.3 公開資料を参照する。

 ネット上にはないが、公開された普通の文献を証拠として考えている場合も、同じです。公開資料ならば、別にコピーをしても、それがなくなっても特に影響はありません。積極的にPDF化(コピーでもいい)・クラウド化しておくと、作業をChromebookだけで完結することができます。

1.3.4 手書きメモ

 手書きメモをデータ化する場合もChromebookでの作業に向きます。メモを持ち歩くのも大変です。スマホで写メ等して、Googleフォトで、クラウド化しておくと、便利です。手書きメモは、意外となくすと大変です。


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