2009年4月27日月曜日

民事裁判における証拠

民事裁判の証拠は,基本的には何でも提出が可能である。
日記も,重要な証拠となる場合もある。

原本の提出
提出する際は,原本から
A4
で写しを取り,同じ写しを裁判所と相手方に送付する。
原本は後日裁判所に持参し,裁判所と相手方に
原本
を示す。
あくまで原本が証拠となるということになる。
昔は,原本から確かに弁護士が写した旨の文言と職印を写しに押してもいた。
手書きで写しを作成したときには必須であったが,今でも姿勢としては同じである。
弁護士の方でコピーしか確認せず,そこから証拠を作成したが
後に原本とは異なる部分があったということになると大事(おおごと)である。
原本を見ると,コピーでは分からないことが分かる場合も多い。
色が付いていたり,重要なところだけが違うボールペンで書かれてあったり・・・。
原本,原本と,ウルサくなってしまうのである。

録音
録音したものも証拠となる。
この場合,録音したブツそのものを提出することは勿論であり,
これも,テープやCDRで複製をし,裁判所と相手方に提出する。
録音ブツは聞いてもらえないかもしれないので,通常は,会話内容を書面化し,
録音聴取報告書
を作成する。
かなり時間も費用もかかるとはいえる。

写真・影像等
写真を証拠にする場合,撮影者・撮影日・撮影方法を明らかにする必要がある。
写真は撮り方で印象が大分異なるので,どの方向から写したのか等を図面も付けて
写真撮影報告書
という形で提出する場合が多い。
影像等は,その媒体自体が原本となるが,最近はCDRかDVD化して写しを作成する。
これも同じで,キャプチャー化して重要なところを,
影像報告書
等という表題で,最も見せたいところを強調したり,会話内容を,
視聴報告書
という形で提出したりする。

モノ自体
知財事件では,実際のモノが争いとなる場合も多い。
実際のモノを裁判所に提出して検討してもらったり,
正式に検証として証拠化することもある。
知財専門部では,でっかいイスが置いてあったりする。
なお,知財事件では,このモノの名前が事件の通称名であったりする。
○○事件ですが・・・と問い合わせたりするのである。