2009年5月20日水曜日

裁判員制度始まる。

明日,平成21年5月21日,裁判員による裁判が始まる。

修習生のとき,検察庁,裁判所の中に入った。
死刑を求刑するか否か,死刑にするか否かは,検察官,裁判官自身が相当悩む姿をみることができた。
弁護士になって,自分の不手際で不当な刑を受けたら,どうしようという葛藤はいつもある。

刑事裁判の場合,人の人生を決定的に左右する決断を下す必要がある。
死刑に賛成する人も,死刑に反対する人も,判断者の立場になって,
考えが変わることもあるかと思う。

よりリアルな裁判が,一般に知られるようになることは間違いがない。

ちなみに,
 迷宮入りした事件を解決するアメリカのドラマ「コールドケース」
をみて,
 何時も段ボール一箱に全ての記録がおさまっている
ことに驚く。
 調書も,2枚か3枚位。

日本では,
死刑事案の裁判で,記録がそんなに少ないことは,自白事件でもあり得ない。

日本の刑事裁判の特性であるが,
全ての事実・評価について厳密に証拠を求めていく
「精密司法」
となっており,膨大な記録になる。

何となく死刑(アメリカがそうであるとはいっていない)では許されず,
事実について,記録のどこに記載があって,
その事実に対して,どのような評価を下し,
その評価が妥当であるか
という判断を,
膨大な記録の中から,する必要がある。