2010年6月22日火曜日

訴訟上の和解2・・・成立するまでの困難さ

訴訟上の和解2・・・成立するまでの困難さ
[ 訴訟戦略 ]


Last updated 2010.03.27 14:35:28
http://plaza.rakuten.co.jp/utuboiwa/diary/201003270000/


訴訟上の和解

は,双方が不満があることは,当たり前です。

貰う方も,払う方も,です。



そのため,

和解で終わった方がよいと考えたときは,

粘り強く折り合えるギリギリを模索していくことになります。



裁判所がほとんど入らず,

依頼者と,相手方代理人と,かなりの時間をかけて下交渉をし,

時には本音を,

時には虚勢を張りながら,

成立に向けて努力していくこともあります。



最近,私がやったものも,
ほとんど裁判所が介入せず,
ほぼ1年ぐらいかけて和解を成立させたものがありました。



弁護士と依頼者,相手方代理人とその依頼者

とが,お互いがギリギリで折り合える道をつくるのです。



このような交渉は,

和解が成立した後にも役立つことがあります。

履行が,きちんとなされることが多いのです。



さて,訴訟上の和解が成立した後,履行の段階になって,些細な理由をつけて,和解を覆そうとしたら,どうでしょうか。

当然,こちらの依頼者は怒ります。

今になって条件変更に応じるワケがありません。



特に時間をかけてギリギリの線を出した和解であればあるほど,落胆と怒りは激しいものとなります。



そのため,訴訟上の和解は,一旦成立したら,覆すことはできないことを覚悟してする必要があります。

覚悟のない内に和解をしたらいけません。

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H22.6.22現在のコメント

訴訟上の和解には,上記で書いた
当事者主導のものの外に

裁判所主導

があります。

裁判所主導は,交渉の余地がほとんどなくなり,
なんでやねんということも多いのではと思います。

特に判断する裁判所が心証を双方に明かした場合は,
事実上,呑むか呑まないかの二者択一しかなくなってしまいます。

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