2010年6月23日水曜日

ガンダムから法律を考える・・・国民よ!立て!

ガンダムから法律を考える・・・国民よ!立て!
[弁護士の仕事:法律解釈・判例]


Last updated 2010.04.08 11:13:37
http://plaza.rakuten.co.jp/utuboiwa/diary/201004080002/改訂(H22.6.23改訂)


今,

First ガンダム世代が,力を持ったようで,

今までは考えられない商品が製品化されています

(150cmガンダムとか・・・)



私の小学生時代,空前のガンダムブームが起きました。

ガンダムから法律を考えます

(理由?そんなんはない!)



地球連邦という世界は,おそらく,世界統一国家ができている時代です。

国民国家が多数複数併存している現在では考えられない世界ですが,

とにかく,地球人は,全て国籍を同じくするということでいいでしょう。



ジオンの方は,ジオン公国と称していますので,

地球連邦とは,国籍を違うくするものといえます。



ガンダムの設定は他にない珍しさがあり,

国民国家の拡大(地球と地球外)と,

植民地としての独立

がテーマとなっています。

地球の中で統一国家ができても,また更に国籍を違うものが出てきています。

世界市民という概念が空想であることは,ここでも分かります。



ジオン「公国」といわれていますが,

これには,duke が治めるものと,prince が治めるものと二つありますが,ジオン公国の訳は,

  Principality of Zeon

ということですので, prince が治めるものといえます。

デギン・ザビは, prince であった・・・。

この部分,外国ではかなり重要な基本概念で,常識に相当するものですが,かなり複雑な面があります。



ギレン・ザビの有名な演説で,

立てよ国民!

というものがあります。

この「国民」は,勿論,「ジオン公国」国民です。



「国民」概念は,

現在でも完全に通用するもので,

民族,人種

とは完全に異なる概念です。



国民間において区別を設ける場合と,

民族・人種間で差別を設ける場合とは,

完全に分けて議論しなければなりません。


国家間で対立が起きうる以上,人種・民族という対立を捨てて,ひとまず置いて,国民という統一概念で,対処するという人類の知恵ともいえます。

そして,植民地からの独立という国家の重大時には,独裁制,少なくとも,独裁的にしなければ,強度の国民統一を保てないというのも事実です。



このジオン公国も,議会・首相もあり,立憲君主制・議会制民主義制度を採用していると考えられますが,軍の独裁傾向が強いといえます。

このギレンザビの演説も,ジオン公国「国民」に向け,国民統一を企図したものといえます。

このような国民統一のためのイベントは,第二次世界大戦においても,連合国側,枢軸国側を問わず多かれ少なかれありました。むしろ,そうされるのが当然といえましょう。



憲法は,かなり歴史的問題を多く含むもので,その解釈においても,

歴史的視点・知識は不可欠

です。

それ故に,憲法は,最も難しいといえます。





いわゆるFirst ガンダムは,途中一度打ち切りになっています。

理由は分かります。

対象の子供からみれば,全くロボット(MS)が出てこない回もあるアニメでしたから。



しかし,今見ても,かなり設定が現代的でリアリスティックな面を持っています。



憲法の基本概念を学ぶには,極めてよい素材です。


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H22.6.22現在のコメント


大分,改訂しました。
かなり再放送していますが,
今みても,やはり,よくできています。

国,国家,国民,軍隊というのが,
分かりやすくリアルに描かれています。


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