2010年6月18日金曜日

外国文献を証拠として出す!・・・工夫が必要!

外国文献を証拠として出す!・・・工夫が必要!
[ 証拠を考える ]

Last updated 2010.01.30 22:31:16
http://plaza.rakuten.co.jp/utuboiwa/diary/201001300002/ 改訂(H22.6.18改訂)


外国文献,主に英語文献が大事である。

技術文献,医学文献等を問わず,質量とも圧倒しているといえよう。


医学文献について
医療訴訟をしたときに分かったが,医学文献は,割と最新の文献が日本語でネット上にupされており,アクセスが割と容易である。


技術文献について
特許の無効等に直接かかわる公報や技術文献を一から探すことは,知識がないと難しいが(検索も,専門領域においてはテクニックの一つである),不可能ではないぐらいである。



文献を読むほどの英語力については,どうか?

私は,さほどないが,余り困っていない。



理由は,まず,その中身については日本語で理解している場合が多いからからである。

技術用語には,専門語が多く,一般の英語辞書には載っていない語句もあるが,日本語との対照から,推測が十分に可能であるといえる。





もう一つは,訴訟で使う場合には,民訴規則が,私の英語力のなさを助けているといえる。



外国文献を証拠として提出するときは,訳文を提出しなければならないが,民事訴訟規則に次の規定が存する(民事訴訟法規則138条)。



訳文の添付等
第百三十八条 外国語で作成された文書を提出して書証の申出をするときは、取調べを求める部分についてその文書の訳文を添付しなければならない。この場合において、前条(書証の申出等)第二項の規定による直送をするときは、同時に、その訳文についても直送をしなければならない。
2 相手方は、前項の訳文の正確性について意見があるときは、意見を記載した書面を裁判所に提出しなければならない。





外国文献が証拠となった場合は,訳文ではなく,その外国文献そのものが証拠となる。

訳文を添付しなければならないが,「取調べを求める部分について」のみで足りる。





つまり,一番いいとこ取りして,訳出して出せばよい



もっといえば,あまり関係のないところでは,適当(言い切ると語弊はあるが)の和訳でもよいということになる。googleの機械翻訳で,大まかに訳して,日本語を直していく方法も取る。



実は,適当に訳された部分が,相手方に有利なときだってある。



この場合,相手方が気づかなければ,そのまま進んでしまう。



この部分は,こちらに有利だが,文の後半は,相手に不利だという場合,

敢えて,自分に有利なところだけ,キチンと訳出しして,相手に不利なところは,ある程度適当に訳してぼかす場合もある。





更にいうと,訳文を,有利に解釈されるように,添付することも可能である。

訳文の誤り等は,相手方が,指摘する必要があるのである。



裁判官も,特殊の技術用語に全て通じているわけがないので,訳文が,証拠としての頼りになってしまう場合もある。



ただし,訳の誤りと評価されるぐらいならば,ともかく,恣意的な故意の捏造訳みたいに指摘されると印象が悪くなることはあるので,程度問題の幅しかないとはいえる。



訳自体が,争いになる場合は,辞書の出し合い,外国文献→日本の特許公報・技術文献を出して立証をしていくことになる。



自分で訳す場合,

PDF→テキストに変換し,

google機械翻訳で,大まかに訳して,

日本語を直していく

大事なところは注意深くみる

別の記述に使える部分はないか(あったら,そこはきちんと訳す)

危険な記述はないか等のチェックをしていく

という方法を取るのが普通である。

Last updated 2010.01.30 22:31:16


H22.6.18改訂現在のコメント
本来ならば,どこを直したか残す必要がありますが,iPadとブログライター(これで伝わりますか)との相性が悪く,赤字や消去線ができません。やりかた分かったら,勿論変えます。

外国語文献は.特許では割とよく出てきます。