2010年6月22日火曜日

大量の資料読み・・・速読につかえる?

大量の資料読み・・・速読につかえる?
[ 弁護士の仕事 ]

Last updated 2010.04.04 02:19:35
http://plaza.rakuten.co.jp/utuboiwa/diary/201004030000/


弁護士の仕事は,

大量の資料読み

も大きな割合を占めます。



判例で,必要なものを探す場合には,

私の場合,大体300~500くらいまで,検索範囲を狭め,

そこから,一つずつみるのが普通です。



あまり検索数を限定すると,見過ごしてしまう場合があるからです。



技術書や医学書を見る場合,英語文献等の外国語文献を,検討する場合もあります。



しかし,このような場合,読むのには余り時間がかかりません。



それは,探すべき目標が,しっかり分かっているからと思います。



速読が必要といいますが,これには,コツというか,当たり前のことを良く分かっているかにあると思います。



確かに,最近本を読むのが早くなってきた感じはします。


1 前提となる知識の充実

 
自分がよく分かっていることを読むことは,かなり早いです。

 
当たり前ですが,判例を検討するのは,なれもあって,ものすごく早くなります。

 
しかし,初めての技術分野に当たる場合は,やはり,遅くなります。

 
早く読めるかというのは,自分が,どれだけ,その分野に知識を持っているかに,かなり左右される問題です。



 
全く分からないよりは,少し分かる,よく分かるにつれて,読む速度は増します。

 
なんでも広く興味をもっていくことは,結局なんでも早く読めるということになります。



2 大事なことは,ほとんどない。

 
パレートの法則(厳密には違うようであるが)によれば,大事なものとそうでないものの割合は,だいたい2:8になるそうです。

 
これは,実感としても分かります。



 
本なんて1割役立つことがあれば,よいぐらいのスタンスで買っている場合が多いです。

 
しかし,例えば,古典ならば,重要な部分の割合が,もっと多くなります。

結局本棚には古典が残っていきます。



雑誌なら,1,もっと少ないかもしれません。


パソコン雑誌であれば,表紙に興味がありそうで買う場合がありますので,欲しいのは数頁というのもあります。

欲しいのは数頁ということもありますが,
他のも勿体無いし,読んでますね。

結局こういうのが知識の幅を広げている!
と積極的に思うようにしています。



全然知らないよりはマシのルールによれば,
少しでも興味を広げていくことが,速読につながります。



私は,雑誌は,かなり買うほうです。



3 目標を明確に

仕事のときのように,読む目的があると,かなり早いです。

キーワードを頭の中で検索していける人間の脳は,かなりの高性能です。



4  表紙・目次は,とても大事!


新しい分野のものを読む場合,表紙,まえがき,あとがき,著者欄,著者の紹介,帯まで含めて読むことは,とても重要です。


奥書も結構重要です(証拠の場合は,超重要です)。

  
出版社には,傾向がありますし,

  
出版年月日についても,いつ頃出たかが,内容に関係することもあります。



 
早く読む,内容把握で,最も重要なのは,目次です。

目次は,ある意味本文を最も短くまとめたものです。


まず,頭に入れて読む,必要なところだけを読むという手法が多いですね。



索引も当たり前ですが,目標がしっかりある場合には,必須です。この出てくる部分しか読まないときも多いです。仕事の場合は,前から1頁ずつということは余りないのです。



5 まずは,量!

早く読むのに必要なのは,まずは,量であることは間違いありません。



知財というのは,例えば,物の特許であれば,なんでもありの世界です。

 
なんか,事件をして,ある特定の一分野だけ,異様に詳しくなった
ということも,よくあります。

(同じ物が続くというのも余りないし,日常的には何も尊敬されない場合が多いですが・・・)



速読の方法

というのは,かなりネットでもあふれていますが,
あまり小手先の技術が関係するとは思いません
(目を鍛える!とか・・・)。



ある専門分野を持っている人は,他分野でも,早く読めるようになります。


コツが分かっているからでしょうね。 



他分野を深く(?)理解する必要がある場合は,まずは量で対処します。



最も権威がある本を軸に,関係分野のものを,多数手を出します。

分からないところがあるのは当たり前で,

飛ばし飛ばし先に行くようにするといいようです。





ま,早ければいいというものでもないのですけどね。

……………………………………………………
H22.6.22現在のコメント

情報に限らず,
証拠が膨大になるときもあります。

厚い本が,そのまま証拠として出た場合は,全部一応目を通します。

意外と,こちらに有利な記載が出てきたりしますので,
読まないと損です。


量で圧倒されては駄目な職業です。

量が出てきたら量で圧倒するぐらいがいいですねえ。

知財事件では,
割と証拠の量が多いです。
他に医療過誤,建築等の
専門部がある分野は,量が多くなる傾向があります。

なぜか?
それは,用語の説明とか,前提となる知識の資料が出ているからでないでしょうか。


単に「何々」と書いてあっても,分かりにくいようであれば,それ自体を説明する資料を出します。


数値が問題となっていれば,
数値をビジュアル化したグラフや数値別の実験資料を出して,
この数値だと,こうなりまっす!
というのを出したりするので,必然的に量が増えていきます。

……………………………………………………