2010年6月17日木曜日

なりすましメール

なりすましメール
[ 証拠を考える ]

Last updated 2010.06.12 00:16:14
http://plaza.rakuten.co.jp/utuboiwa/



前回の被疑者国選では,
なりすましメールが,問題となりました。


携帯メルアドが表示されて
来たメールは,
果たして本人の携帯から,来たものか?
という点が問題となりました。

証拠の評価の問題です。


警察は,被害者の携帯に,
お前の携帯アドレスで,メールが来ている。

お前が送ったに違いない!
決定的な証拠だ!

と責められていました。

aaaa@docomo.ne.jp
などと本人メルアド表示で携帯にということです。


まず,一番確実に,その表示アドレス本人の携帯から来たものと特定するには,ドコモ等のキャリアから送受信データを得ることです。

これが出て来たら,否定はし難いといえます。

しかし,これについては,キャリア会社は,送受信時から3か月で順に消えていくということをしています。

今回も,その記録はありませんでした。



次に,確実なのは,送付した方の携帯を確保することです。
これもデータが残って送信時等が一致していれば極めて強い証拠となります。

今回は,既に解約済み,FOMAカード消去済みでした。
(確保できれば復旧は可能かもしれません)




実は,初めて調べて分かったのですが,
あるWebサイトで,あるフリーメールを使えば,

送信アドレスを自由に変更できます。

私は,ドコモを持っていないですが,
aaaa@docomo.ne.jp
と勝手にアドレスを作っても,
本人の本物の(契約がある)メルアドでも,
送信が可能です。

これで携帯に送付すると
受けた携帯には,

その勝手に作ったまたは勝手に使用した
携帯メルアドのみが

送付アドレスとして表示されます。

携帯には,本当の発信元のデータは行かず,
キャリアのサーバーに留まるようです。

そのため,携帯で返信をすれば,
その表示された携帯メルアドの下へ届きます。
(私の勝手に作ったものには,送信できないということに)


このように,
受信側の携帯に,
発信者の携帯メルアドが表示されていても
直ちに
本人の携帯からメールが発信された
とは言えないということになります。


この点について捜査を尽くすように,
私の実験結果をも添付して
書面を捜査機関に提出しました。


その後メールについての厳しい調べは,止みました。



審判に仮になったら
言おうと思っていましたが(本人には話させた)

自分の携帯からではない!
自分がメールを打ったのではない!

といえる理由
として,もう一つ大きな理由が有ります。

それは,
メールの形式・文体です。

このフリーメールは,テキスト形式でしかメールが打てず,
デコメール等はできませんでした。

当然ながら,メールの
形式(決まった挨拶を使うとか)
言葉遣い
好きな絵文字,デコメール
は,人それぞれです。

また,送る人毎にも違いがありますから,
この人には,このようなメールを送るというのも
立証することが可能です。


なぜ,警察がかなり厳しい調べをしたかですが,理由は簡単です。

本人に認めさせた調書を作れば,
あとで弁護士が幾ら言おうが,

本人が認めている!

といえるからです。


この対処としては,

絶対に認めた調書を作るな!
やっていないのであれば,それをいい続けろ!

と凌ぎました。

ちなみに、
本人には、
あの弁護士はコンピュータにはものすごく強い人だと
仮に審判になったら徹底的に調べあげると言っていた

捜査官に言っておけ
とも言いました。

かなりハッタリもきいていますが,
ま,調べが(決定的であったはずの)メールについてなくなり,
今度は通話記録が決定的だ!
と言い始めたので,少しは効果があったようです。


ちなみに私は,ほとんど絵文字等は使いませんし,
gmailから携帯に送ることも,多いです。

なりすまれたら,ヤバイですねえ。