2010年6月25日金曜日

詭弁に注意!…論理のすり替え

詭弁に注意!…論理のすり替え
[ 弁護士の仕事 ]


Last updated 2010.05.27 19:09:32
http://plaza.rakuten.co.jp/utuboiwa/diary/201005270000/改訂(H22.6.25改訂)


例文:(なぜ例文かは,後ほど分かるとおもいます)
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最近,「エコ」!というのは,

どれだけCO2を削減できた

と宣伝しているのが多いです。



昔は,これだけ,木が節約できたとか,アルミを使わなくて済んだとかでしたが,

対象が変わってきました。



リサイクル視点からのものが多かったといえます。

リサイクルが,そもそも,全体の電気代等を考えて,本当に資源節約になるかは,議論を要するところですが,

CO2が減った!と言われるだけでは,より,なんだかなあ

と思います。



いつの間にか,CO2が偉くなりましたが,

寒冷化したら,CO2を排出するために,火山活動活発にさせたりするんでしょうか?



二酸化炭素ミステリーです。

空気中の微量成分を槍玉にあげるんですねえ。

(科学的な根拠は,ひとまずおいておきます)





事業仕分けでも思いました。

今年の予算は約90兆円です。

給料1億円は無駄!

というのは,1兆円は,1万億円ですから,90万分の1ということになります。

分かりやすく90万の給料で考えれば,1円の無駄という換算になります。

45万の給料で考えれば,0.5円の無駄(換算)

20万円の給料で考えれば,約0.2円の無駄(換算)ですね。



1億円を,1000万円に削減しても,

0.2円分を,0.02円にした

ということになります。



卵1パック,10円安いところへ買いにいくよりも,節約になっておらん。

にしては,

なんか外国には,1兆円!とか,数十兆円!とか言いまくっていますので,



パチンコで自分はすりまくっているのに,

家計がなっておらん,なんだコンビニで,卵なんか買うな!

と言われているみたいです。

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(例文終わり)



何が言いたいか?ですが、



例文は,数字を上手く使っているようにみえますが(これも詭弁をいうには有効な手段です。数字を操ることで説得力はでます),

論理をすり替えることで,文章に説得力が出ます。

実は,この文章は,良い悪いは別として、

詭弁を弄した文章といえます。

(意外と,説得力はあると思いますが)



説得力は,

実は,詭弁で出せることの典型例としてみて頂ければ,

よいと思います。



逆の意味で,

詭弁を弄した一見説得力があるようにみえる文章には,

気を付ける必要があります。



例えば,元になっている数字の根拠を調べ検証しなければ,

数字の根拠の妥当性は,考えることはできません。



例え,国家予算の元が膨大だとしても,一切の無駄を許さない!

という思想からは,その行動が,仮に,10円安い卵パックより効果がなくても,

やるべき

ということには,なります。

(マスコミが飛びついているので,党の宣伝としては成功ということでしょうか)
(もっと他にすべきことがあるという根拠としては使えます)



外国に多大なお金を使うことに,

重要な国家目的・効果があれば,必要ということになります。

(この検証は,私は敢えて触れていません)



また,そもそも,国家予算を家計と同じように考える事

についても異論があるはずです。



この文章を分析すると,次のとおりの多数のすり替えが

あります。



最初は,

「エコ」を出し,二酸化炭素が微量成分であることを強調しておきます。

CO2削減が,なんか無駄じゃない?

という印象を植えつけます。

本当に無駄かを述べるには、もう少し根拠が必要と思われます。



→いきなりに,話題を転換させ,

同じような問題を含むものと誤解させようとします。
本来は,同じような問題を含むとする理由を述べなければなりません。



→あたかも1億円の給料が,少ない金額かのように見せかけます。

数字の比較は,よく説得力を持たせるときに使われます。



→しかも,給料としての妥当性については述べずに,他に多大な無駄遣いをしているかのような印象をつける文章をいれます。
(ここの検証理由は,敢えて書きません)



→次に,国家と家計を単純に比較しようとします。
分かり易い家計を持ち出して,同等に比較しようとします。



→最後に,誰が考えても,悪い例を入れ込んで文章を終わります。







このブログは,あまり深く考えずに書いていますので,

結構そのような論理のすり替えを知らず知らずしているところがあります。

反省を込めながら,書いてみました。


また,

例文は,論理学的には,演繹的アプローチを取っています(厳密ではない)。

演繹法の強みであり弱みでもあるところですが,

通常,

演繹法は,経過の論理に一つでも例外があれば論理が破綻します。

その意味で突っ込み易い弱点を,持っている文章です。




単に思いだけを書くと,こうなりがちですねえ。



思いを届かせるのであれば,

こういう論理は,騙しているようで,あまり,好ましくないと思います。



また,論理のすり替えに気づかれると,

一気に信用性が崩壊します。



攻めるのならば,論理のすり替えではなく,

確固とした事実と,その根拠,

その確固とした事実に乗っかった,素直な論理

が結果的にもいい効果をうみます。



王道を進むのが一番ですね。


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H22.6.25現在のコメント

ボツにした自分の下書きを,元に
書いてみました。

面白いけど説得力がないので,ボツにしました。

自分の文章への批評ということです。



事業仕訳への批判をするのであれば,これでは余りよくありません。

決定的なものがあるのに,
詭弁論で持って行くのは,もったいないといえます。


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