2010年6月28日月曜日

著作権と他の知財…最も大きな違い!

いつの間にか,移転作業終わりました!

切り捨て,統合等もしましたので,
件数については,若干,変化しています。


メンテは,随時していこうと思います。




これからは,心機一転して書きたいと思います。

まず,

著作権と
他の知財(特許,実用新案,意匠,商標)

との大きな違いを書きたいと思います。


最大の違いは,


著作権は,

登録しなくても当然に発生します。


が,

他の知財は,

登録がされて始めて権利となります。



という点です。


著作権登録ビジネスが一時期流行りました。



結構トラブルがありましたが,



著作権は,著作物性を備えた時に

当然に権利が発生します。


登録の有無は,権利を保障するものではないですし,
登録していなければ,権利行使できないというものでもありません。




他の知財との誤解を与えた面は多いと思います。



著作権は,
著作物性を備えた時に発生するものですので,

他の知財のように,何時権利が発生したか,そのままでは明確ではありません。

(他の知財は,特許庁での登録時が基準ですので,明確です)



製作物には,製作日等を入れるのは,
普通の習慣といえます。
また,
コンピュータで作成されるのであれば,
その年月日も明確となるのが普通です。


著作物性取得時が明確であれば,

それより後に,

同じものがあれば,「依拠した」ものと事実上推定されます。


非権利者側では,独自に偶然できたのだ!ということを根拠を以っていう必要が出て来ます。


しかし,明確でなければ,
まずは,何時著作物性を取得したかを明確にしなければ前に進まないことになります。


著作権は,権利発生時が明確ではないといえます。


簡単そうですが,実は重要な問題をはらみます。



分かり易い例えで,彫刻をあげてみましょう。


木丸ごとから彫刻をするとします。

分析的にみると

木の汚れをとる

皮を剥ぐ

不要な枝葉を取る

ノミを入れる

目的の大まかな形を作る

人間を作ったとした場合,
手だけ完成

全体を少しづつ完成

色々方法はあるが,ともかく人間の形として完成した!


著作物性は,今までにない創作性が作出された時に,

著作物性が認められ,著作権が発生します。



難しいんですよねえ。


枝落として,これで完成!
ということもあり得る芸術の世界です。
オブジェみたいのであれば,
丸ごと木を取り付けただけでも完成!ということもあり得ます。


例えば,ビートルズの
YESTERDAY♩
というのは,恐らくこの歌詞部分だけでは,創作性はないでしょう。


しかし,楽曲部分については,歴史に残る名メロディとして,
これだけで著作物性ありと判断される可能性大です。


著作権法が登録を権利発生の要件としなかったのは,

国家如きが文化の価値を決められない

というものが根底にあることは間違いありません。



著作権は,

ビジネス的側面が強調されがちですが,

ビジネス的側面を頑張ろうとしても,
本質的な文化領域に目を向けないままですと,
大きな誤りをするかもしれません。



訳の分からない民間機関が,
俺の作ったものの価値が分かるか!

と思っていれば,著作権登録ビジネスの限界も分かるというものです。





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