2010年6月18日金曜日

否認の王道・・・やはり黙秘が一番強い。

否認の王道・・・やはり黙秘が一番強い。
[ 刑事を考える ]

Last updated 2010.02.04 09:36:03
http://plaza.rakuten.co.jp/utuboiwa/diary/201002030001/

否認する場合には,黙秘が最適であると,やはり思う。

否認調書(問い答え方式が多い)を取られると,追加の捜査をされて潰される場合が多い。



前にも書いたが,黙秘は,それを続けること自体,極めて大変である(被疑者において)。

相当の根性が必要となる。

3日も接見を空けば,へたれてしまう。

この場合,励ますことが弁護人の大きな仕事となる。



ただ,安易に否認すれば状況は必ず好転するといっているのではない。

捜査機関は,基本は,プロである。事実に基づかない否認をすれば,嘘であるという手当をされる場合も多い。

そのまま否認をし続ければ,反省せず嘘を言っていると情状が重くなる場合も多い。



事実を認めず,そのまま否認し続けるか,

事実を認めて,反省の態度を示すことにより情状で勝負するか,

どちらが良いとも判断がつきかねる場合も多い。



一般に刑事事件では,真の真実が追求される場と考えられがちであるが,

私自身は,そう思っていない。

あくまで訴訟上の真実と真の真実とは異なるものと考えている。

真の真実のみを言わせて,予想される訴訟上の真実に基づく不利益を被疑者(被告人)のみに負わせるということが妥当ではない場面も現実的にはよくあることである。



共犯者がどのような供述をしているかも,詳細には判断が付きかねる場合も多い。

共犯者が認め,本人が否認している場合,

どちらの供述が信用されるかという難しい判断となる。

Last updated 2010.02.04 09:36:03


H22.6.18現在のコメント
捜査機関が証拠を握っていないと判断された場合,
「共謀」のように,どちらの供述が信用できる?というものが争点な場合,
捜査官の想定するストーリーが,被疑者のいうストーリーに比べて無理筋である場合は,

積極的に喋るが,
調書は署名捺印しない

という選択肢もあります。