2010年6月25日金曜日

自炊電子書籍と著作権 [ ITC法:ITC活用法 ]

自炊電子書籍と著作権
[ ITC法:ITC活用法 ]


Last updated 2010.06.01 10:43:23
http://plaza.rakuten.co.jp/utuboiwa/diary/201006010000/改訂(H22.6.25現在のコメント)




出版社が動かないため、自分の本を、裁断し、スキャナーで取り込むことが流行っているらしい。

自炊

というらしい。


もっと流行れば、


1. 裁断済みの本を売ったり、

2. 裁断してPDF化して売る商売もでてくるかもしれません。



1.は,本の所有者が,自分の本を売ろうが捨てようが切り刻もうが自由ですので,

基本,問題になりません。



裁断済みサービスは,労力や機器が必要ですので,

本来の値段より高くなっても受け入れるでしょう。



2.は,結構微妙です。

著作権法的には,「私的利用」の範囲に入るかが問題になります。

サービスは,あくまで利用者の手足と認められる必要があります。



少なくとも,

裁断サービス分

PDF 化サービス分

書籍本体分

の価格を明確に分けて,

PDF化した際の,データ処理についての社内規定も

含めて考えておく必要があります。



データを自分の範囲に置くことは結構大変ですし,
二次利用の疑いもかけられやすいといえます。



私的利用の範囲内か否かという点は,

最終的には裁判所が決めること

ですから,

どこまで整備すればいいのかという問題は
裁判所が基準を出すまでは明らかとなりません。

自分では整備したと思っていても,
後から裁判に負けることだってあります。

自分でリスクを負うべき
法的リスクともいえましょう。



新しい問題については,

裁判を積極的にしたり,されたりして,

判例を作っていくことも長く続けるのならば考える必要があります。



そうすることにより業界の重い腰を変えるきっかけになるかもしれません。




左を持って,確定しながら,右指で打っていくと早い。(新しい打ち方やなあ)



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H22.6.25現在のコメント

今ある判例の見解,学者の見解を踏まえ,

信頼できる弁護士と十分に相談しながら

法的リスクを最小限にしていくこと

も新しい分野では常に付き纏う問題といえます。

コンプライアンス問題に関わる事項です。
(言葉の使い方は重要ではありません。カッコよくいってみました。)


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