2010年7月26日月曜日

最高裁(特許):仮処分命令申立事件における特許法105条の4第1項に基づく秘密保持命令の申立ての許否「解釈」

最高裁(特許):仮処分命令申立事件における特許法105条の4第1項に基づく秘密保持命令の申立ての許否「解釈」
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最三小平成21年1月27日決定(平成20(許)36秘密保持命令申立て却下決定に対する抗告棄却決定に対する許可抗告事件)


1 本件は,特許権の侵害差止め等を求める仮処分命令申立事件において,特許法105条の4第1項に基づく秘密保持命令の申立てが許されるか否かが争われている事案である。

特許法においては,「訴訟」という文言が,本案訴訟のみならず,民事保全事件を含むものとして用いられる場合もあり(同法54条2項,168条2項),上記のような秘密保持命令の制度の趣旨に照らせば,特許権又は専用実施権の侵害差止めを求める仮処分事件は,特許法105条の4第1項柱書き本文に規定する「特許権又は専用実施権の侵害に係る訴訟」に該当し,上記仮処分事件においても,秘密保持命令の申立てをすることが許されると解するのが相当である。

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縮小版

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「特許法においては,「訴訟」という文言が,本案訴訟のみならず,民事保全事件を含むものとして用いられる場合もあり(同法54条2項,168条2項),上記のような秘密保持命令の制度の趣旨に照らせば,特許権又は専用実施権の侵害差止めを求める仮処分事件は,特許法105条の4第1項柱書き本文に規定する「特許権又は専用実施権の侵害に係る訴訟」に該当し,上記仮処分事件においても,秘密保持命令の申立てをすることが許されると解するのが相当である。」(最三小平成21年1月27日決定(平成20(許)36秘密保持命令申立て却下決定に対する抗告棄却決定に対する許可抗告事件))


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H22.7.26現在のコメント

仮処分においても,秘密保持命令の申立が可能です。

知財争訟の場合,仮処分でも,かなり時間がかかります。
通常訴訟のように,
何回か(期日間の短さ,主張立証提出期限の短さはあるも),結論までにかかります。

当然といえば,当然の判断といえます。。

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