2010年7月14日水曜日

意匠:意匠法3条1項3号について(物品の類似・意匠の類似)「解釈」

意匠:意匠法3条1項3号について(物品の類似・意匠の類似)「解釈」


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知的財産高等裁判所平成22年7月7日判決(平成22(行ケ)10079審決取消請求事件)
  
意匠法3条1項3号については,

「意匠法3条1項1号及び2号所定の公知意匠と類似の意匠であることを理由として,同項3号に該当することを理由に意匠登録出願について拒絶するためには,まずその意匠にかかる物品が同一又は類似であることを必要とし,さらに,意匠自体においても同一又は類似と認められるものでなければならない。意匠権の効力は,登録意匠及びこれに類似する意匠にも及び,意匠の類否の判断は需要者の視覚を通じて起こさせる美感に基づいて行うものとされているから(意匠法23条,24条2項),同法3条1項3号においては,同一又は類似の物品の意匠間において,需要者の立場からみた美感の類否が問題となる(最高裁昭和45年(行ツ)第45号同49年3月19日第三小法廷判決・民集28巻2号308頁,最高裁昭和48年(行ツ)第82号同50年2月28日第二小法廷判決・裁判集民事114号287頁参照)。」(知的財産高等裁判所平成22年7月7日判決(平成22(行ケ)10079審決取消請求事件))


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H22.7.14現在のコメント

知財高裁の意地がみえる判決です。

最高裁基準を踏まえ,
意匠法3条1項3号の規範を示しています。


意匠にかかる「物品」の同一類似性
意匠自体の同一類似性

を要する。

としたものです。

この判例は,他にも重要な判断をしています。
バラバラにした方が,仕事に使えますので,次も同じ判例です。

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