2010年7月24日土曜日

特許:特許庁手続の経緯等(滝澤コート)「記載例」

特許:特許庁手続の経緯等(滝澤コート)「記載例」

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知財高裁平成22年7月21日判決(平成22年(行ケ)第10086号審決取消請求事件)

知財高裁4部:滝澤コート




1 特許庁における手続の経緯
(1) 出願手続(乙4)及び拒絶査定
発明の名称:「展示物支持具」
出願日:平成8年8月28日(請求項の数11)
出願番号:平成8年特許願第243976号
手続補正日:平成18年5月29日(請求項の数4)
拒絶査定日:平成18年12月12日

(2) 審判手続及び本件審決
審判請求日:平成19年1月19日(不服2007-5094号事件)
拒絶理由通知日:平成21年6月11日(乙7)
手続補正日:平成21年8月17日(請求項の数11。乙5。以下,同日の補正を「本件補正」といい,その手続補正書を「本件補正書」という。)
審決日:平成22年1月25日
本件審決の結論:「本件審判の請求は,成り立たない。」
審決謄本送達日:平成22年2月13日
2 本件補正後の特許請求の範囲の記載
本件審決が対象とした,本件補正後の特許請求の範囲の請求項1の記載は,以下のとおりである。以下,請求項1に記載された発明を「本願発明」,本件出願に係る本件補正後の明細書(特許請求の範囲につき乙5,その余につき乙4)を「本願明細書」という。

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3 本件審決の理由の要旨
(1) 本件審決の理由は,要するに,本願発明は,下記引用例に記載された発明(以下「引用発明1」ないし「引用発明3」という。)に基づいて,当業者が容易に発明をすることができたものであり,特許法29条2項の規定により特許を受けることができない,というものである。

ア引用例1:実願昭54-13654号(実開昭55-114271号)のマイクロフィルム(乙1)

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縮小版なし

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H22.7.24現在のコメント

現知財高裁第4部の滝澤孝臣裁判長率いる「滝澤コート」の
冒頭(前提事実)記載例です。

訴状等で,淡々と書けるように,
略し方等も含めた参考例
として載せます。


特徴は,普通(陪席裁判官の構成により若干異なる),
手続等を,
箇条書き風に書かれます。

これと対照的な記載例が,
現知財高裁第3部の飯村敏明裁判長率いる「飯村コート」です。

飯村コートでは,普通,手続等を箇条書き風にせず,
まとめた短文で,全体をつなげていきます。

飯村コートでは,画像ないしPDFとみられる
ファイルを判決書きに貼りつける方法をとることが多い
ことも特徴の一つでしょうか。
(逆に滝澤コートでは,余りない)。
(現知財高裁第1部の塚原朋一裁判長率いる「塚原コート」も,張り付け傾向が高いか)


また,飯村コートでは
積極的に規範定立の記載がされることも多いと感じます。

ついでに,
現知財高裁第2部の中野哲弘裁判長率いる「中野コート」では,
登録商標を,本文の中に,
画像等で張り付け,

「・出願 昭和62年4月16日」

のように「・」が好みのようです。


これらの特徴等で,
知財高裁判決の冒頭で大体どの部のか,誰が書いたか分かる
メリットがあります
(もっと細かく検討すれば,陪席裁判官も含めて,ほぼ特定できます)

裁判書も個性がでますので。

今後は,部名とコート名も書いておきます。

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