2010年7月21日水曜日

知的財産,情報流出防止:文字でのケンカ

知的財産,情報流出防止:文字でのケンカ


意匠権:絵を文字に!
でも書きましたが,

意匠
著作権
図形商標

は,元の権利が文字化されていません。


そのため,
文字化のスキルが,紛争の予防・訴訟の帰趨を決するといえます。


下手な文字化のために,
負ける
ということも十分考えられます。


紛争が起こったときに考えるでは,余裕を持って対処できません。

元々の権利が文字化されていない場合は,
日々弁護士と打ち合わせをして,
強い権利とすることもできるのではないかと思います。



また,特許,実用新案の場合は,
同じ権利でも書きぶりで大分権利の強さは異なります。



急いで出せねば,未来のことは予期し難いということもあって,明細書の書き振りにまで注意は向かないかもしれません。
しかし,裁判になった場合に,ちょっとした文言で結論が大きく異なることも多いといえます。


技術流出防止指針(http://www.meti.go.jp/policy/economy/chizai/chiteki/pdf/030314guideline2.pdf)

にも記載がありますが,

ノウハウ等の秘密情報化又は管理可能化のために,

敢えて
文書化・文字化する作業が必要になってくることもあります。


知財紛争は,基本は

文字でのケンカ

です。


このスキルは,できる限り通り易いようにという配慮が働く出願段階におけるスキルとは別物と考えられます。

また、紛争を予定しない業種や紛争に慣れない業種では,
不適当と考えられます。


文字化を確実に周到にしておくことが必要な時代になっています。


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H22.7.21現在のコメント

紛争予防のための文字化作業も
弁護士の仕事になり得ます。


私においても重視したい分野ですので,
新たに
訴訟戦略の中にラベルをつけます。

同日追加
上で述べている,著作権の文字化ですが,元々文章になっている小説等は,少し趣が違いますね。
ただ,長い場合,どこに創作性の重きを置くかは,この文字化に含まれると考えます。

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H22.7.23現在のコメント

特許権者側では,
特許権は明細書により権利の範囲が決まっています。


それでも入手した
被疑侵害品,すなわち,イ号物件
の特定には文字化が必要です。

いかに,
相手に文句を言われないように,
いかに,
こちらの権利に引き込めるように,
周到な文字化作業が必要となります。

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