2010年7月27日火曜日

著作権:iPadアプリ申請者と実際の開発者

著作権:iPadアプリ申請者と実際の開発者

iPadアプリは,iTuneに登録する為に,
アップルに申請をすることになります。

申請者自身が,プログラミング等を自分で行う場合には,余り問題は起きません。
アップルとの契約は,ある意味カタにはまったものだからです。
(将来的に紛争があったとしても)


しかし,
iPadアプリを思いついたとしても,
実際のプログラミング等は専門業者に任せる場合があります。

この場合には,申請者(予定者)と作成専業者との間に
多様な法律関係が生じます。

請負だったり,
売買だったり,


特に気になるのが著作権です。
著作権は,著作物性が備わった時点で,
創作的行為をした者に生じます。

こういうの作って!
あい,分かった,任せておけ!

こんなんできた!

という場合,アイディアを出した者ではなくて,
実際に作った人に著作権がある
とするのが原則論です。


例えば,申請者が申請したアプリがバカ売れした場合,
何らの契約をしていなければ,
実際にモノを作った者から,著作権侵害を言われ,アップルからの売上を全部持ってかれる可能性があります。

ここでの関係は,アップルとは何の関係がありません。



法律関係により異なります。

請負ならば,原則は請負者(実際にモノ作った人)に
買取ならば,売買対象に著作権まで入っているかいないか

が問題となります。


売れたら,それまでの良好的関係をいきなりに覆して,
アイディアだけを出した者(申請者ないし申請予定者)
に牙を向く業者は,長い目でみれば続かないかもしれませんが,

短期的な利益を得ようとする
業者も出てくることは容易に予想できます。


著作権も含む売り切り型であれば,
売買金額も高くなる可能性もあります。

売れたら報酬を払う
ような契約で,最初の売買金額を
抑えるという契約形態も十分に考えられます。


通常,より良いアプリを作る場合には,
アイディアを出し合いながらされると思われます。

そうなると誰が著作権者か?
ということを契約ではっきりさせておいた
方が,良いに越したことはありません。

作成専門業者の方でも
例えば売上に応じた報酬ないし恩恵に預かられるようにすることも,
公平な契約といえるでしょうか。

このような
売れるか分からない
というモノは,予想外に売れた場合に
トラブルが生じやすいのは当たり前です。

トラブルが意識されないうちに
モノごとが進んでしまうこともよくあります。

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