2010年8月5日木曜日

商標:たまには雑談

なぜ発表間近までバレなかったのか?Kinectという商標
2010.08.04  該当記事(英語)※Joystiqより(中島理彦)
ゲーム情報ポータル:ジーパラドットコム
http://www.gpara.com/kaigainews/eanda/2010080402/index.php


「商標の出願状況は、アメリカの特許商標庁のサイトにアクセスすれば誰でも参照できる。商標の使用意図を明らかにすることで、他者による使用を阻むことができるが、一部の名称は報道で広く知れ渡り、正式発表時のインパクトが削がれるようになってしまった。

そこで、マイクロソフトが編み出したのは――「アメリカ以外の国で商標を出願し、アメリカにおける出願期限までの空白期間を目一杯利用させてもらう」という作戦だ。

商標法条約の締約国の中で、商標出願の透明化が進んでいない国を同社は見つけたのだ。それは南アフリカ共和国で、2009年10月29日に出願が行われているという。アメリカでの出願は、その日付から6カ月以内に行えばよい。

こうすることで、マイクロソフトは商標の出願をずっと以前に済ましておきながら、長い間メディアに気づかれずにおくことができた、というわけ。これ以前にも、同様の作戦をとった企業はあっただろうとJoystiqは推測している。

だが、こうして日の目を見た以上、今後は同じ作戦が通用しにくくなりそう。透明化を進める国も増えていくだろう。ネットの進化に合わせて、企業はまた新たな作戦を編み出す必要があるのかもしれない。」


・言っているのは
おそらく,期間から考えて
パリ条約の優先権主張のことでしょうか。


・これはゲーム業界の話で商標のサイトを利用して新商品を見つける手段が大はやりという記事です。

このこと自体は書いたことがあります⇩

商標の意外な使い道:新製品の検索に


南アフリカの状況は知りませんが,
南アフリカが商標透明化が進んでいないのであれば,
また同じ手は使えるんではないかと思います。


・優先権主張の本来の使い方の出願日を気にしないのであれば,
誰か個人で出願し,後で譲渡を受ければ簡単ではないかとも思います。ただ税務上の問題も関わりますので,優先権主張の方がいいのかもしれません。

商標取得のための専門会社,ダミー会社(言葉は悪いですが社会的な意味で)作ってもできますね。

これも税務上の問題起こり得ますね。




・誰が画策しているように分からないようにする戦略は,
他にもあります。

例えば,無効審判なんて「何人」もできます(細かい要件はあります)。息のかかった人に依頼して,背後が誰かなんてよほどのことがないとわかりません。


・ちなみに,
この記事どうやってみつけたかですが,私は全くゲームに趣味はありません。

google アラーム

が拾ってきたものです。



・さらにちなみに,
この日本が加盟したパリ条約最新版(この言い方も変だが)の
正式名称は,

「1900年12月14日にブラッセルで,1911年6月2日にワシントンで,1925年11月6日にヘーグで,1934年6月2日にロンドンで,1958年10月31日にリスボンで及び1967年7月14日にストックホルムで改正され,並びに1979年9月28日に修正された工業所有権の保護に関する1883年3月20日のパリ条約」

といいます。

うそじゃないです。

特許庁Webページ
http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/fips/paris/pc/mokuji.htm


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