2010年10月14日木曜日

著作権:重要判例出現

知財高裁で,

重要判例出ました。


62.著作権:複製の判断基準(最高裁判決引用),「引用」許容性判断,複製が引用としての利用として著作権法上適当とされる要件「基準,事実認定」
知財高裁平成22年10月13日判決(平成22年(ネ)第10052号損害賠償請求控訴事件)

です(「知財法律文書マニュアル」No.7,目次)。

基準として,「引用」許容性判断が重要とおもわれます。



・・「引用」許容性判断基準

「他人の著作物を引用して利用することが許されるためには,引用して利用す
る方法や態様が公正な慣行に合致したものであり,かつ,引用の目的との関係
で正当な範囲内,すなわち,社会通念に照らして合理的な範囲内のものである
ことが必要であり,著作権法の上記目的をも念頭に置くと,引用としての利用
に当たるか否かの判断においては,他人の著作物を利用する側の利用の目的の
ほか,その方法や態様,利用される著作物の種類や性質,当該著作物の著作権
者に及ぼす影響の有無・程度などが総合考慮されなければならない。」(知財
高裁平成22年10月13日判決(平成22年(ネ)第10052号損害賠償
請求控訴事件))



マスコミ的には,

「フェアユース」が注目されていましたが,

著作権法上の「引用」で処理した事案といえましょう。


既存の法律,条文,理論を採用できるのであれば,
そうする
という

裁判所の抑制的判断

が見えるといえます。


メルマガ縮小版については,要件を文節してもう少し詳しく書いておきました。


これは,新司法試験でも出そうです。
(受験生は,暗記!ひええ・・・)。


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