2011年1月17日月曜日

あえて言おう:知財判決特有事件名はいらない(2011-01-17 月:作成)

* あえて言おう:知財判決特有事件名はいらない(2011-01-17 月:作成)

よく知財高裁判決等を引用する場合に,

  判決日(特有事件名)

で書かれているものがあります。


私は,これは,不要,過激にいえば,完全に排除すべきものと考えていますので,私のサイト一切で使いません。
特に,プロとしての書面作りを目指す,

知財高裁のまとめ

では完全に排除します。



ここでいう「特有事件名」とは,判決書きに記載されている正式な

審決取消請求事件

等ではなく(これはあってもいい),


○○商品事件
等具体的な名前がついているものです(以下「特有事件名」という)。


わかり易いですが,この特有事件名は,(普通は)裁判所が決めるものではありません。
唯一使うことが許されるとすれば,裁判所自体が,特有事件名を表示しているものだけです。

あえて言いますが,これは,意味が全く無いどころか,有害と考えます。

・まず,最高裁・知財高裁は,判決を特定するために,特有事件名を使いません。

・また,この特有事件名は,勝手につけてもいい名前ですので,言葉がそれぞれで異なる場合があります。


最大の問題点,例えば,上記の例

判決日(特有事件名)では,

・判決の特定になりません。


知財高裁判決は,同じ判決日が極めて多く,判決日だけのものは論外です。
特有事件名を使うのはカッコいいかもしれませんが,サイトでこういうものは,全く価値がないとかんがえます(あくまで,分かりやすさをいうのであれば有用です。ここでの価値は,プロとして書面づくりのためのものというものです)


しかも,判決原文を裁判所Webサイト( http://www.courts.go.jp/saisinhanrei.html )で確認もできません。

同じ判決日が多いので,一つでヒットしません。


知財高裁判決は,文献に載るのが遅いので,唯一の手がかりは,判決日と事件番号だけです。

ということで,私が引用するものは,特有事件名は一切使いません。


ちなみに,裁判所の提供する知財高裁判決は,判決書き頭にのっている全部の事件番号,事件名がのっているものと,サイトの表示に書いてある,平成○○年○○号等と省略しているものがありますが,同じ理由で,判決頭書きのものを使います。

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