2011年1月30日日曜日

著作権:「©」「Copyright」の意味,どんな意味が?(2011-01-30 日:作成)

* 著作権:「©」「Copyright」の意味,どんな意味が?(2011-01-30 日:作成)
「©」「Copyright」というのが,サイトにもよく表示されています。

これにどんな意味があるか?を書きます。


これは,

著作物,著作権者表示

というものです。

サイトでいうと,文章,プログラム,画像等について,特に別に規定がない場合は,著作権者が誰にあるか,何時に発生したのかを「自分が」示すものです。


1. 権利の主張の可否

法律的には,別に表示がなくても,権利主張は可能です。

著作権には,特許等は違い,何等の書面がなくても,当然に権利が発生します。

2. 著作物性の具備には関係がない

ただ,

「©」「Copyright」

を入れたからといって,著作物性があることを示すものではありません。

入れたからといって,著作物性(創作性)がない単なる表現については,著作物とはいえません。

また,入れないからといって,著作物として認められないというものでもありません。

3. 年月日の意味と依拠性との関係

この表示の後には,年は入るのが普通です。
この場合,法律的に意味があるとすれば,この著作物は,この年には,存在していた
ことを示すことができます。

本当なら,Lastupdateとして,時間まで入るのが,法律的には,いいです(デザインとは別として)。


著作権侵害となるには,コピー先が,その元に依拠することが必要になります(依拠性)。

論理的・確率論的には,同じものが同時に製作されることもないこともないです。

しかし,法律は,社会通念に基づくもので,数学的な判断ではありません。確率的に,同じものがありえないということで,時間の後のものは,前のものに依拠したと事実上推定されることになります。

このばあい,私が先に作った!ということを主張立証することになっていきます。


4. 著作権の特殊性と「©」「Copyright」

著作権は,

権利の発生自体が明らかではない(本当に創作性が備わっているかは,最終的には裁判所が決める)

権利の範囲が明らかではない(どこまで創作性が備わった表現かは,最終的には裁判所が決める)

どこに著作物性があるかは明らかではない(複数の物があった場合に,どの物のどの部分について著作物性があるかは,最終的には裁判所が決める)

ということになります。

そうだからこそ,「©」「Copyright」という表示を使って,権利の自己主張をしていくことは,必要なことともいえます。


明示的に入れて,真似すんなよ!
という意思を示すという意味には十分になります。



5. 内部的問題に対処するためにも関係

「©」「Copyright」は,著作者人格権の一部である氏名表示権を示すものでもあります。



「©」「Copyright」は,通常,外部的に意味があるものとして使われるものです。
しかし,職務著作性を争うのならば,たとえば,会社のホームページに,会社のものとして表示されているのに,何も異議はなかったというのが,会社側の主張となります。

その意味で,内部的な意味にも,役に立つといえるでしょうか。

6. 「R」(registered trademark)とか「PAT」(Patent)とか,

著作権表示の「©」「Copyright」は,特に「PAT」とは異なります。「R」は,日本の登録商標を示すものではない(じゃ,外国にあるんか?)という言い訳はあっても,「PAT」は,特許も取っていないのに表示しているとオオゴトになります。

著作権表示の「©」「Copyright」は,裁判所で否定されているのならば別として,基本は,ある!と言い張って自由に使えることになります。
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