2011年2月10日木曜日

反対尋問のタイプ:打ち合わせの中で思いついた。

反対尋問のタイプ

反対尋問で,どういったやり方で,せめて来るかを,依頼者に説明しているときに,
説明しながら,思いつきました。


1.ピンポイント型

反対尋問の役割は,証人(本人)の信用性弾劾が大きな意味を持ちます。
それなので,答えにくい場面,信用を落としやすい場面についての尋問をします。

主尋問のように,時系列に順序立ててすることはほとんどなく,ピンポイントで,飛び飛びで攻撃していきます。

いきなり核心をついて動揺させる意味もあります。

反対尋問の基本形といえましょうか。


2.回り込み型

一見関係がなさそうな尋問から始めて,追い込んで行き,最後に,逃げ場をなくしてから,
こういうことですよね。
と詰める型です。

論理的な人に通じやすいタイプといえましょうか。


3.弾劾証拠型

反対尋問では,弾劾証拠として,信用性を落とす証拠をいきなり出すことができます。

隠し玉の証拠を,いきなり突きつけるタイプです。
回り込み型と併用することが多く,しゃべらせて,しゃべらせて,最後に,
これと違うじゃないですか!
というものです。

決まるとかなり効果的ですが,うまいこと逃げられてしまったりすると,逆にガッカリ度が高いというものです。


4.さっき言ったではないか!型
今思いつきましたが,これも反対尋問の一つのタイプです。主尋問の中身で,陳述書や準備書面等と違うところが出てきたときに,突っ込むものです。



突っ込みすぎると逃げられたり,ツッコミ度合いが弱いと証拠としては意味がなくなってしまう。
二度確認すると,気づかれて上手いこと再構成されたりしたり,結構駆け引きがある場面です。

せっかく上手いこといったのに,とおもっても,調書に大して上手いこと載っていなかったり,
逆に,あんまり上手くいかんかったなあと調書をみると,おお!いいじゃんとおもったり…

知財事件では,ほとんど尋問はないのですが,
やはり,弁護士の華というべきところでしょうか。


反対尋問のウマさは,依頼者的には,パフォーマンス的な人ということになりがちですが,
実は,違います。地味に,地味に,調書に上手いこと載せて,点数が稼げているのが,本当に上手い人とおもいます。
やはり,とても難しいですねえ。
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