2011年4月11日月曜日

監視カメラ:どうせ使うんならいいのを使えばいいのに

今回不起訴になった事案でも問題になりました
監視カメラ
のことについて書きます。


監視カメラは,さいきん,かなり,よく刑事事件にも出てきます。

前の事件,前々回の事件でもそうでしたが,否認しているときに,
決定的な証拠があるんだ!
というふうに言われることが多々あります。

これで自白してしまうのもあるんですが,
実際は,かなり画素数が荒く,どんなに拡大しても,特定性に欠けるとしかいいようがないものが多いです。

捜査官が,この荒いカメラをどのように使うかですが,
実際にカメラをキャッチした写真をみせて,
これはお前だろ!というわけです。

否認している場合,行っていないはずなのに(写っているのは似ているだけなのに),行ったと自白することもあります。

逆に自白している場合でも,
本人は,行ったこと自体は覚えがあるわけですから,
そうです。
というのですが,更にカメラの性能(写真の信用性)についても自白をとっておくことが求められます。

写真だけをみて,誰だかわかる
という供述です。

写真をみても分からないが,自分は行った記憶はあるから,間違いない…
これでは,更に責められます。

たとえば,共犯者が写真に写っていて,この写真を基に共犯者を逮捕したいという目論見がある場合はなおさらです。

本人がガンと,このカメラでは分からないと言い張ると,責められるのですが,
本人としては,(記憶で)そうだと言っているやん!
ということになり,なぜ責められているかが分からないので,大変です。


なんであんなに性能悪いんですかね,監視カメラ。
要らないものが映らないようにというプライバシーへの配慮で画素等の性能を落としているのであれば極めて問題です。
そのために,冤罪の温床になっていることもあります。
ものすごく性能がよければ,無理な自白をさせることも,しないこともあるとおもいます。

単にコストの問題でなら仕方がないのですが,プライバシーの配慮ということで画素等を性能を落としているのであれば,それが結局自白の温床になっていることもあるのかなとおもった次第です。

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