2011年4月24日日曜日

原発事故に関する損害賠償(3)…「過失」とはなにか?過失を主張するために必要なことは?

「過失」

原賠法1本でいくのは,いかにも危険です。

原賠法をあまり頼りにしない場合,そうでなくても,過失をきちっと詰めておくことは重要です。

特に今回のは極めて高度な専門的知識の塊である原発が絡んでいる以上,
原発の構造等の技術的知識・データ,
放射性物質等の科学的知識・データが,必要となります。

ここは,おいおい考えるとして,まず,「過失」です。

過失とは,簡単にいえば,
 したことによる過失(作為)
 すべきことをしなかったことの過失(不作為)
に分けられます。

 過失とは,注意義務違反行為ともいいます。

 つまり,ある行為をすべきなのにかかわらず,ある行為をした,または,しなかった

ということになります。

 原賠法の適用がない場合,国家賠償法をも対象とする場合も同じです。

 誰のどのような行為が,本来は,どういうことをすべきなのに(またはすべきではないのに),ある行為をした(またはしなかった)

ということを,科学的資料,一般的な資料に基づいてきっちり詰める必要があります。

単に,結果が重大ということだけでは,過失の特定がないとされます。
医療過誤等でも重要な観点ですが,
被害者側の方で,

過失が評価される根拠となる事実,
それに基づく科学的主張

を考える必要があります。

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