2011年4月25日月曜日

原発事故に関する損害賠償(5)…「損害」とは?いったいどこまでいえるのか?

不法行為でいくばあい,

こんな損害をこうむった,
その算定は,○○円だ!

という損害項目と損害額の主張立証は,請求する側にあります。

損害は,通常「積極損害」と「消極損害」とに分けることができます。

 簡単にいえば,

 積極損害とは,原発事故で使えなくなったとか,そういう物自体の喪失に対するものです。
   放射性物質に近く社会通念上使えないと判断される場合もあるかとおもいます。

 消極損害とは,不法行為がなかったら得られるはずだというものです。
   営業損失とか,仕事ができなくなったからというのも,大まかでいえば,これに入ります。


分類の仕方としては,「通常損害」,「特別損害」という区別もあります。
 これは,因果関係で論じられるばあいも多いですが,民法では,通常損害はいいとして,それを超える特別事情については,不法行為者(加害者)が,予見できるかという観点でみて,予見できなければ払う必要はないということで問題になります。

 
まだ,いろいろありますが,損害論は,実は,かなり法律的な知識・経験が必要となる分野です。
なにを損害として算定するか,損害額としての主張立証はどのようにするのか,という法律的な面からの検討が不可欠となります。

原発事故でも,たとえば,放射性汚染が著しく(過失があることが前提),家に帰れない仕事がなくなった,死ぬまで営業利益を保障せよ!という話しが通るかという話です。

とにかく,すこしづつ,わかり易く,話しをすすめます。

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