2011年9月5日月曜日

著作権:職務著作と労働債権

前に,職務著作のことを書きました。
http://utsuboiwa.blogspot.com/2011/01/non.html

使用者側(経営者側)からすれば,

職務性の主張立証は,結構大変だ

という観点から書きました。

職務性の主張立証をして,著作権の帰属について使用者側が争うとき,
この主張立証は,逆にいうと,時間外もしくは休日時において労働時間として算定される可能性があります。

つまり,分かりやすくいうと,

 使用者:職務の範囲で作ったものだ!

 被用者:じゃあ,休日または時間外の給料くれ!

ということになります。

論理的にいうと,職務著作性で生ずる相当の対価は,著作物についての対価ですので,それとの労働賃金との対価とは,また,別物です。

自分の有利な主張は,相手に有利にも使われる。
これが民事訴訟の大原則です。

特許のばあいは,やはり,会社の設備等が必要なので,あまりこのような問題は生じないのかもしれません(休日に外でやるということができない)。

しかし,特にプログラム関係やIT関係にかかわるものは違います。
労働の形態は変われども,法律は変わっていません。

注意が必要かもしれません。
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