2012年9月11日火曜日

法律問題の9割は弁護士を使わないで済む(4)「未払い賃金」

法律問題の9割は弁護士を使わないで済む(4)「未払い賃金」

最近多いのが、未払い賃金紛争です。

未払い賃金債権は、債権としては最強債権の一つです。労働者側は、ほとんど負けないといえますし、回収もかなりの程度可能性が高いといえます。

裁判をするか否かということで重要なことは、裁判自体に勝つ負けるも、もちろんですが、なによりも回収可能性をよく考える必要があります。

未払い賃金は、労働基準監督署による強い監督、刑罰さえもある、遅延損害金も高いなど、かなり回収可能性が高い部類です。破産されても、一定の条件で回収可能です。

弁護士が必要でないか?
という観点からは、

まずは、実労働時間の資料収集が必要になります。タイムカードなどの証拠収集が重要となります。
また、過払金訴訟と同じく、これも、賃金額を法律等にしたがって、計算をする必要があります。

この計算は、難度からすれば、

未払い賃金計算>>>>過払金計算

といえましょうか。

かなり面倒ではあります。

計算さえできれば、割とスムーズにいきますが、労働者側に非違行為などがあれば、それに対する反論等もありますので、これについては裁判例に基づく反論が必要になります。


実際のところは、証拠収集ができた段階で、それ以後は、弁護士に任せるというのが、費用対効果的にも効率的といえます。


過払金でも未払い賃金でも、
計算表の作成だけを、弁護士に任せる
という方法は、ないわけでもありません(私も皆無ではなくやったことがあります)。


この計算表作成は、実は、訴状などの本文を作るより、それ以上に労力は必要になりますから、結構割高になるかもしれません。


プロに頼む以上、費用がかかる。
費用をかけないならば、それなりの労力がかかる。
これは、必然的といえます。

………………………………………………………………………………