2012年9月12日水曜日

法律問題の9割は弁護士を使わないで済む(8)これは済まないとおもう「名誉毀損」

法律問題の9割は弁護士を使わないで済む(8)これは済まないとおもう「名誉毀損」

次は、よくある名誉毀損事件です。

実は、これは、かなり難しい類型です。

下手に手を出すと、相手方に正当化されてしまう危険もあります。

まずは、名誉毀損と考えた文書、Webサイトなどをもって「法律相談」をすることが最低限必要な類型だとおもいます。

ちなみに、口頭での名誉毀損は、法律的には成立し得ますが、実際に裁判には耐えることができませんので、現実的には、書面、サイトなどそれに類するものに限られることになります。



何が難しいかというと、まずは、「名誉毀損」性が難しいのです。

名誉毀損は、「事実」の摘示でなければなりません。単なる「意見」は、最高裁判決によりほとんどの場合損害賠償が認められないことになります。

何が、「事実」か、どうなれば「意見」かは、基準があります。

「証拠によって、その存否を決せられるか」です。

決せられる場合には、「事実」で、そうでなければ「意見」となります。


実は、とてもむずかしく、単に国語的な意味で捉えるだけでは不足です。裁判例に沿って、ピッタリ(認められる)、認められそう、ダメそうという判断が必要になります。

まだ他にもかなり難しい法律的論点がありますが、

「名誉毀損」事件は、また、慰謝料の高額化傾向があるといえども、まだまだ、認められる金額が安く、労力にみあうかは、疑問のところがあります。


そんな意味で、やるならば、弁護士に適した事案、本人訴訟等ではとてもむずかしい。
やっても名誉の回復にみあった対価(具体的にはお金です)が得られにくい類型といえるでしょうか。



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