2012年10月16日火曜日

刑事事件:やっていなくても認めることもよくあります


やっていないのに認める!なんてあるのか?
と、よく言われます。




PC遠隔操作:逮捕の2人一時否認…「声明」言及の事件

毎日新聞 2012年10月15日 23時08分(最終更新 10月16日 01時11分)

http://mainichi.jp/select/news/20121016k0000m040099000c.html


当初は「やってない」と否認したが、その後、横浜地検に「楽しそうな小学生を見て困らせてやろうと思った」と容疑を認めたという。すでに保護観察処分が決定しているが、県警は一連の経緯について調査を始めた。

いったんは「同居の女性がやった」と関与を否定していた。しかし、その後は容疑を認め「就職活動で不採用になったのでむしゃくしゃしてやった」と具体的に動機を説明。


警視庁はこれまで「容疑を認めており、大阪などの事件とは異なる」と強調していた。ただ、今回の「犯行声明」は、犯人しか知り得ない詳細な内容で、実際に送り付けられたメールと全文が一致していた。捜査の見直しを迫られる可能性もあり、捜査幹部は「動機もきちんと供述していたのに」と困惑した様子で話した。


警察の取り調べは、逮捕後は、かなりの長時間、助けもないままされることになります。

やっていなくても、やったというと、後は、

ちゃんと詳しく思いだせ!

ということになります。


捜査側にとってみれば、
難しいのは、自白の経過としては、真犯人でも同じような経過をたどることです。

本件では、

IPアドレスが一致しているから、お前だ!

といわれたみたいですが、IPアドレス一致して、たとえば一人暮らしの自宅だったりすれば、そうかもしれません。
でも、今回みたいに、踏み台にされたら、当たり前ですが、IPアドレスは一致しているに決まっています。

でっち上げといわれますが、基本的に、今は、あまりしません。

よく考えろ!を続けることで、
自分から作り出すことになります(これをでっち上げというのかもしれませんが)。


もう一度考えてくれ!
いや、それは違うんでないか?(証拠と矛盾している場合が多い)。

証拠を示唆してすると誘導といわれますので、基本は何もみせてくれません。

取り調べの手法として、真犯人の場合は効果的ですが、本当にやっていなくても自白してしまうということはありえます。

自白の恐ろしいところは、少々客観的事実が違っていても自白があるから正しいとか、本件のように客観的事実の詰めが甘くなってしまうことです。


私がやった事件では、電子メールのでっち上げが言われた事件がありました。絶対本人はやっていないといいながら、表示は本人なので・・という事案です。電子メールのなりすましの可能性を、私がサイトをみつけて、表示があっても本人ではない場合がある、慎重にされるべきだし、なりすましの可能性を排除した捜査をするべきだと申入れをしました。

その評価は、本当のところは分かりませんが結果的には不起訴になりました。今回も、IT技術に(まあ)詳しい弁護士だったら、私だったら、簡単には認めさせなかったかもしれませんね。

電子メールの場合は、それは携帯メールでしたが、

私だったらこんな文言を使わない!
絵文字とかも、こんなのは使わない!

と言っておりました。
電子メールは、そういうところあります。

電子メールにも自分だけしか分からない目印を何か書いておくとか、
常にbccにするとか(していないのは自分ではない)
いっそのこと、Winは止めるとかw

防衛手段が必要かもしれません。

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