2013年3月27日水曜日

商標戦略:なぜ名前を変える?「料理の鉄人」と「アイアンシェフ」

商標戦略:なぜ名前を変える?

商標は,同じものでも,違う商品の区分,指定商品・指定役務であれば,別に登録が可能です(わかりやすく書いています)。

例を挙げます。

「料理の鉄人」
特許電子図書館で調べると,
http://www.ipdl.inpit.go.jp/Syouhyou/syouhyou.htm

ある程度数が出てきます。
この内,番組をしていたフジテレビが取った商標は,家庭用TVゲームおもちゃが入る8類,おもちゃが入る28類,携帯電話機又はコンピュータによる通信を用いて行うゲームの提供が入る41類が登録されています。

しかし,権利者のところをみるとわかりますが,他の食品や酒など他の商品や役務については,複数の会社が商標を取っていることが分かります。

視聴率低迷だったそうですが,この元々の人気番組名を,あえて「アイアンシェフ」と変えて番組を作りました。
なぜ,名前を変えた?のですが,一つは,商標の面への配慮・考え(野望・・・)があったと思います。

ちなみに,「アイアンシェフ」は,あらかじめかなりの数,範囲について,フジテレビが出願をしております。

最近は,番組が売れると,それに伴い,コンビニとコラボした商品とか,キャラクターのグッズとか,色々に派生していく販売戦略が流行っていますので,これに乗ろうとしたというところは,商標をみるところで分かります。

元々の番組がこけて,視聴率低迷で,あまり話題にもならず,したがって,派生戦略も失敗に終わったという一例といえましょうか。

フジテレビのような大きい会社でも,失敗することはありますので,難しい問題ではあります。


とはいえ,
いったん囲い込まれた商標を避けて,あえて新しい名前で,囲い込みをするという戦略は,一つの有効手段とはいえます。

なぜ名前を変える?
商標は,その会社が,新たに考えている戦略は何か?とみえるものでもあるといえます。

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