2013年4月3日水曜日

facebookページの引渡し:実情に沿った方法を採る必要がある。

たとえば,
facebookページの管理者を引き渡す合意があり,
それがかなわないという場合,合意にもとづいて,法的措置を採ることができます。

合意とは,契約であり,契約を履行すべしということも法的活動にあたるといえます。

さて,facebookページを引き渡さないという場合,請求として,

facebookのID,パスワードをよこせ!
というのは,どうか?

これは,facebookの特性上,好ましい請求とはいえないと考えられます。

なぜなら,facebookでは,一つのIDを利用して,facebookページを作ることができますが,facebookページも同じ一つのID,パスワードで管理しているのが,通常です。

facebookページとは直接関係のない情報も含む,facebookでは本質的なID,パスワードをよこせ!というのは,方法として無理があります。

合意の実現のためには,現実,実情に実情に沿った方法を採る必要があ
ります。

facebookページの管理者の移転は,
普通は,
まず一人管理者(ここでいえば,被請求者となりましょう)がfacebookページを作る

→一人管理者が他の人(ここでいえば,請求者となりましょう)を共同管理者と認める(登録をする)

→元一人管理者は,管理者から抜ける

これで,facebookページの管理が移転したことになります。

合意の履行は,この行為を求めるということになりましょう。


これらは,はっきりいって,facebookの特性であり,facebookをしていないととても分からないことだと思います。
それなので,なんでもやってみるということが弁護士にも求められるということになりましょうか。

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