2015年12月17日木曜日

法律問題の9割は弁護士(弁理士)を使わないで済む【商標取得の基礎】

法律問題の9割は弁護士(弁理士)を使わないで済むシリーズ,今回は【商標取得の基礎】です。(H271217更新)

商標とは,一言でいえば,ブランドです。ネーミングです。

商品を売るとき,サービスをするとき,使いたい名前を独占する知的財産権です。

今回は,ものすごく料金を使わないですむ(スムーズに進めば)【商標取得の基礎】であります。

1 類似群コードを調べる。
いきなり難しい言葉が出てきましたが,使いたいネーミングがあるかどうかという前に,実は,ここを調べるほうが速いので,まず先に書きました。類似群コードが同じものに,同じ商標がある場合は,あきらめて,違うものを考える。これが早くて基本となります。

類似群コードとは,簡単にいえば,類似とみられる商品(サービス)です。特許庁の審査基準にしたがって決められています。これは,違うんじゃね?と思われても審査の段階では,似ていると推定されるので,素直にしたがうのが早いといえます。



商品・役務名リスト
https://www2.j-platpat.inpit.go.jp/SH1/sh1j_search.cgi?TYPE=000&sTime=1450338862328

ここで,目的の商品(サービス・・・役務といいます)名を入れます。
例えば,商品名・役務名に「法律」と検索実行すると,

検索結果:73件と出ます。
この下にある。「リスト表示」で詳細が出ます。

例えば,「訴訟(法律)事務」は,区分が「45」で,類似群コードが「42R01」と出ます。

やりたいものの類似群コードを把握したら,次に・・・

2 商標と類似群コードで検索

次に,

商標出願・登録情報
https://www2.j-platpat.inpit.go.jp/syutsugan/TM_AREA_A.cgi?0&1450339028069
で,使いたい「商標」と先ほどの「類似群コード」で検索します。

たとえば,「大阪弁護士会」,「42R01」で検索すると,1件と出ます。

登録5496282 大阪弁護士会

これ,私も関与した商標ですが,大阪弁護士会が取っています。ここで取得をあきらめる。という流れになります。

ない!となったとき,いきなり商標出願をするのも手ではあります。

区分を決めて(区分ごとで商標は考えます),


「商標出願の書き方ガイド」

もあり,これにしたがって,特許印紙を貼って,送付すれば,出願ができます。

これだけでも本当になければ,問題がなければ,登録されることも,もちろん,あります。

なんでもいいから出してみる,こういうやり方もお金を考えなければ,あるといえばあります。

3 ここからがプロの仕事です。

しかし,どうしてもこれだけでは穴があります。
本当に問題ないか,と慎重に更に調査をする。
実は,まだ公開されていない商標もある。
似ているものがあるが,どうしても取りたい
出願したが拒絶された
・・・・

このような場合,専門家に依頼することが,実は,もっとも早いといえます。

意外と難しいのですが,
たとえば,さきほどの「大阪弁護士会」

「称呼」で検索すると出にくいです。
「称呼」とは,読み方です。商標はブランドですから,英語でも造語でもできるのですが,普通に読む読み方,自分で読ませたい読み方をカタカタで入れます。

たとえば,「称呼」のところに,「オオサカベンゴシカイ」といれてみましょう。類似群コードは,そのまま「42R01」で検索してみます。

検索結果0件
と出ます。

大阪弁護士会の詳細な登録情報をみれば分かりますが,称呼としては,「オーサカベンゴシカイ」でデータベース化されていますので,「称呼」「オオサカベンゴシカイ」では出ないのです。
慣れもありますが,自分では,これは新しい!と思っていたりしますので,気づかないこともあるかもしれません。

とりあえず,自分でできるところまでは,ここまで,ここからはプロに任せる。そのほうが時間も手間も費用もかからない。
専門家というのは,そんなものです。

自分の範囲を,どこまでするか決めること

これも重要なことですね。

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