2015年2月19日木曜日

損害賠償にまつわる色々な問題(交通事故を中心として)(一般向け)




H270219記載
交通事故は、一般の方が弁護士に依頼する事件としては、離婚と並び、とても大きなウェイトを示す事件類型です。
死亡事件・後遺障害を伴う事件の場合は、弁護士に依頼して、訴訟等をする方が、保険会社への支払い基準もあがり、弁護士費用を払っても得といえる事案です。また、最近では、弁護士費用特約を利用する場合もあり、この場合は、物損等それほど損害額が上がらない事案でも弁護士依頼事案となっているケースがあります。

いずれにしても、交通事故を中心に、損害賠償請求の特色を、五月雨的にあげていきます。

1.  物損には、基本慰謝料はない。

よくある相談ですが、物損は、基本そのモノの現在価値相当の損害賠償請求しか認められません。交通事故だけではなく、法律的には一般にいえることです。
ただ、最近では、例外もあります。

長年連れ添ったなどの理由がある「犬」・「猫」ペットの例です。この場合は、慰謝料が認められるケースもあります。法律的には、生き物も「物」として扱われますので、長年連れ添うほど、年もとり、「物」自体の価値が少なくなります。雑種ならば、なおさら「物」自体の価値はない(少ない)といえます。

裁判例としては、結構あります。事情によっては、慰謝料が認められるケースがあるということになります。

ただし、長年愛着をもっていたとしても、たとえば時計、たとえば車では、認められません。

2. 時効は、事故から3年

厳密にいうと、自賠責は2年とか色々ありますが、不法行為の時効は、「損害及び加害者を知った時」から3年です。もう一つハードルがあり、加害者等を知らなくても、事故から20年が経てば請求できなくなります。これを「除斥期間」といいます。

交通事故の場合は、「事故日」が不法行為日となり、ここから3年が時効となります。

反対にいえば、準備をするため、または、遅延損害金を多くするため、十分に準備して訴訟をすることも作戦の一つといえます(ただし、記憶が薄くなるなど証拠の面からは、不利な点もあります)。

3 遅延損害金の利率は、5%

色々と争いはありましたが、基本、不法行為の遅延損害金利率は、5%となります。不法行為日から支払いがされるまで、5%がつきますので、勝てる、元本が大きい金額ならば、結構馬鹿にできない金額となります。

4.  以下追記
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