2015年2月18日水曜日

e内容証明、Part.3:なるだけ一枚で収める工夫(一般向け)




H270217記載
e内容証明は、書式がかなり自由です。
そのため工夫次第では、かなり一枚でできます。

一枚で書くというのは、かなり難しい作業です。実は、ダラダラ書くほうが楽です。1枚で書くという作業の中で、重要な事実関係、法律構成が、より練ったものとなるといえるでしょうか。

また、単純に、証拠等で提出するときでもコピーが楽です。

なるだけ内容証明(e内容証明を対象)を1枚で書く、そのための工夫です。

1 必須項目(行数)

①作成日付(1行)
②タイトル(1行)
③振込口座(金員の支払いをもとめる場合)(1行)
④簡単な事実関係(3〜4行)
⑤法律構成(3行)

このぐらいが必須でしょうか。

ちなみに、e内容証明の書式は、↓です。
http://enaiyo.post.japanpost.jp/mpt/


e内容証明は、通常の内容証明とは違い、行数は関係がありませんが、フォントの選択と余白によって限界があります。

2 ①作成日付(1行)

作成日付は、必須項目です。e内容証明は、差し出し日が記載されますが、作成日と差し出し日は厳密にはもちろん違うものですから、特定のためにも書いたほうがよいというのは以前書きました。

参考リンク:e内容証明:かっこいい書類を目指す、その前に書きやすい書類を作る。(一般向け)

3 ②タイトル
これも上記リンクで書いていますが、必須としたほうがよいです。

4 ③振込口座
金員の支払いを求める場合には支払先を予め書いておいたほうが、払う気になったときに、もう一度やりとりをする手間が省けます。

5 ④簡単な事実関係

④の事実関係の記載をどこまでするかの問題となります。

あまり長くても、また、不確定な事実関係を基にするとあとで、禁反言の問題(いったん自分で言った事実をそれに反していうことは許されない旨の法理)も出てきますので、必要な限りでするというのが基本スタンスとなります。

実はこの加減は難しく、内容証明を作るときにもっとも悩むところです。あまり書き過ぎないと、インパクトが弱いといわれる可能性もありますが、意図や証拠等の弱いところを書く必要はないということは意識的にする必要があります。
断定すべき事実は断定し、
断定してはならない事実は書き方を工夫する必要があります。

6 ⑤法律構成
法律構成は、素人が相手であってもシンプルに、かつ、(できれば)そのまま訴状の請求原因(よって書き)でも使えるようなぐらいまで練るのがベストです。

7 差出人・受取人
差出人・受取人は、行が(1頁に)収まらない場合は、e内容証明の場合は、省略が可能といえます。
すぐ下のところに、差出人・受取人住所も含めて記載されるから二重の記載となります。

いきなり「差出人は、受取人に対して、次のとおり通知する」で記載としては足ります。

差出人欄を工夫して、連絡先、代理顕名(だれの代理であることを示すこと、具体的には、◎◎代理人との記載)も盛り込めば、より行の省略が可能です。


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