2015年2月27日金曜日

弁護士に依頼したのは、いつ?:頼んだのに仕事をしていない!!vs まだ、受任していない。




H270227記載(「事務所方針」のタグをつけました)
今回取り上げるのは、私は、今から書く方法を基本的にしていますのであまり(ほとんど、皆無)ないですが、よく聞くことです。弁護士の仕事のやり方として、また、依頼者にとっても重要なことですので、あえて取り上げました。

弁護士に依頼したのは、いつ?
の問題です。

依頼者:頼んだのに仕事をしていない!!
vs 
弁護士:まだ、受任していない。

の問題です。


弁護士が仕事を始めるのに、必要なものが3つあります。


  1.  着手金の受領
  2.  委任状の交付
  3.  契約書の締結
です。

1. は、弁護士等士業によくあるお金の受領の仕方で、このブログにも、よく説明を書いています。

 参考リンク:弁護士の報酬

   参考リンク:弁護士費用とスタンス
など(他にもあります。検索窓に「着手金」とおねがいします)


着手金を全額払ったら、仕事を頼んだというのは、とてもわかり易い例です。

着手金の分割である場合は、どの時点で仕事を始めるかを、弁護士と話し合う、契約にすることが重要です。最初の分割金を支払ったら仕事をするのか、分割金を払い終わるまでしないのか、色々な例があるようです。
リンク先でも書いていますが、当事務所では、基本、着手金の分割はしません。が、当事務所の基本的な考えとしては、仮に着手金分割制度を採用すれば、

最初の分割金から仕事を依頼したということになるでしょうか。

2. は、委任状の交付です。これも結構明確です。委任状を渡した・もらったということであれば、通常は、仕事を依頼したということになるかと思います。

少し法律的な話をふまえれば、弁護士業というのは、「委任契約」となります。委任契約は、無料でも可能ですから(法律的には無料が原則)、お金をもらっていなくても仕事をする意思が明確になっているといえます。

3. は、昔は、契約を作らない人も多かったです。当事務所でもそうですが、今ではほとんどの弁護士が作成します。仕事の始期が書かれている契約書はあまりないようですが、明確にすることも必要でしょうね。

この契約書締結も、明確ですが、文言次第ということもあります。

この3セットは時期がずれることがあります。

  • 着手金を振込みで支払うということであれば、当然、会った、話をしたあとということになります。
  • 委任状に押す判子を忘れられたというのであれば、時期的には、あとで送って下さいとなります。
  • 契約書でも、委任状と同じことがあります。

それでも、この3セット、どれかをしたら、仕事を始める。これが普通のスタンスでしょうか。少なくとも、当事務所では、このスタンスをとります。

着手時期は、明確に! そして、
着手は、できるかぎり早く!

当事務所のモットーでもあります。

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